2020年の研究成果を簡潔に紹介します。

【2021/03/31 更新】

Fujisaki et al., 2020

 岐阜県坂祝町勝山sectionのチャートを用いて、2億年前の大量絶滅(Triassic-Jurassic境界)に関して、遠洋深海のデータを足し、酸素極小層の拡大が絶滅に寄与した事を新規に主張した論文(のはず)です。

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Suzuki et al., 2020

 チリ・タイタオ半島に産する花崗岩を用いて、「沈み込むスラブの上半分(玄武岩~ドレライト深部相当)が部分溶融して花崗岩形成に関わること」を明らかにしました。

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Sawaki et al., 2020

 久しぶりに自分で論文書きました。

 甲府盆地周辺に産する花崗岩は1550万年前(右記図(e))、1300万年前(右記図(f))、1050万年前、400万年前の4回の火成活動で形成された事を明らかにしました。次に書く論文へ向けての試金石論文です。

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武山ら2020

タイトル「真核生物の起源における原核生物の重要性と当時の地球環境」

 

特に前半部分は非常によくまとまっていると思うので、是非ご一読下さい