【2019/07/16 更新】
顕生代で最大の大量絶滅は2段階で起こったとされ、その一段階目は約2.60億年前に起こった。しかし、この時代、浅海では絶滅が厳しいのに対して遠洋域ではそれほど絶滅が起こっていない。この研究でその時代の深海の海洋環境を調べた結果、遠洋は酸素が枯渇するようなことはなく、生物が利用可能な硝酸も多かった事が明らかになった。つまり、遠洋域は生命にとって危機的状況ではないために絶滅がそれほど起こらなかったと考えられる。
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西南日本外帯にある御荷鉾緑色岩から始めてジルコンを分離し、その形成年代を約1.36億年前と制約しました。この年代は現在日本の東部にあるシャツキー海台などの年代と同じであり、過去に同時期に噴出した苦鉄質岩を日本の付加体の中から見つけた初めての例です。